私たち群馬漁業協同組合が活動している内水面は、海面に比べて水産資源が少なく、資源が減少しやすいとされています。そのため、内水面漁業協同組合には法律で資源の増殖義務が課せられ、在来種の維持と河川環境の保全に日々努めています。
組合の活動は自然を相手にしているため、管轄する内水面では外来種の急増やカワウによる食害、高水温による酸欠、伝染病、工事や廃液の影響など、さまざまな課題があります。これに対処するため、内水面漁業の振興に関する法律では、国や地方公共団体に対して下水道や浄化槽、森林保全などの対策が求められています。
内水面は、釣りやカヌーなどのレクリエーションや自然と触れ合うための貴重な場所です。国や県、市民団体、企業など多くの人々が環境保護のために活動しています。ここでは、私たち群馬漁業協同組合が行っている地域の人々との交流や、漁業組合同士での意見交換・交流会の様子を紹介します。